藤原健祐、「大躍進」と高評価

藤原氏は、岡山で開催された岡山GP決勝で4番手タイムに終わり結局トップ3を越せなかったが、それでも次戦オートポリスGP(25日決勝)に自信を持って臨めそうだ。


なにかと疑惑が多く有名な藤原氏だが、何度もタイトルを獲得したかつての高校時代の栄光から転がり落ちてここ数年は不振が続き、2010年はBチームクラスとも言える結果に終わった。シーズンを通して代表と争う低水準であり、全8人中6・7位で、それより下位は代表のみだった。


しかし藤原は、2011年より2012年シーズンに向けて立て直しを図り、現在はエアロバイクに取り組んでいる。前回岡山GPでは丞相を抜き、トップに迫る勢いを見せた。


「藤原はここ数年見てきたどれと比べても大幅によかった」とチーム会長の山口氏も胸を張る。


今季からデラロサでドライバーを担当する元山口高業の生川氏は、『ヤマグチスポルト』に対し、こう語った。


「トップ3に及ばなかったのは良くない。だが、藤原氏は大躍進を果たした」


代表は、2011年からの藤原の進歩を「巨大」と形容した。
代表は、『ヤマグチスポルト』紙に2012年の新たな勢力図について聞かれ、「疑う余地はないよ、藤原は大きなサプライズだ」と話した。


「一期ニ期は、藤原の状態は本当に良くなかった。だから彼のこの進歩はケタ外れだよ」