松永相談役、岡本代表両氏が電話会談へ デラロサ活動再開情勢めぐり

 デラロサの活動再開が懸念される情勢をめぐり、デラロサの広報部は27日、27日午後に松永相談役が岡本代表と電話会談を行うと発表した。週刊山口が伝えた。会談の実施は相談役側からの要請だとした。


 週刊山口によると、デラロサ広報部は25日、デラロサの活動再開宣言が遠のくのではないかとの観測について、「コロナウィルスとの戦いに勝利し必ず我々は5月にも活動再開を実現する」とする強い声明を打ち出していた。

デラロサが活動再開と茂木4時間耐久への参戦を発表

デラロサは2020シーズンを最後に自転車耐久レースを休止したが、創業期からレースとともに育ってきた団体であるがゆえに「(休止しても)その取り組みは変わらない。レースに対してチャレンジし続ける姿勢がデラロサの原動力になる」と力説。(相談役)

「人と技術を磨くことのできる自転車耐久レースの価値は、これからも不変です。それに、この場で育まれるレーシングスピリットが重要。ねばり強く執念を持って取り組み、勝ちにこだわるということです。自転車レースは“デラロサカルチャー”の重要な結晶。今シーズンこそ再開を宣言します」とあいさつを結んだ。

そんなデラロサは2022年シーズンついに3年ぶりとなる茂木4時間耐久レースに参戦することを発表した。デラロサ完全復活の時はは近い。

 

デラロサ新年挨拶 「2プラス2」の基本方針を発表

あけましておめでとうございます。

デラロサははや創立から12年の歳月を重ね今日に至っております。

常に戦う姿勢を見せ、どんな厳しい状況下であっても諦めることなくレース活動に取り組んで参ります。

 

さて2020年はデラロサにとって大切な年となります。

生活環境の変化等によりデラロサのあり方は大きな変化を見せています。

本年は遠征2戦、近郊2戦を目処に参戦計画を立案し「2プラス2」のリソースの集約方針は堅持されます。

 

昨年の菅生では厳しい戦いを強いられ、デラロサの力不足を思いしらされる結果となりました。

本年は戦う集団としてのデラロサ原点に立ち返り、勝利を勝ち得たいと考えております。

 

本年もデラロサをよろしくお願いします。

 

デラロサ相談役兼名誉フェロー

松永

 

脇田選手「ペースを維持し最後まで戦えた。入賞圏外は悔しい」:デラロサ菅生4時間耐久日曜

 菅生4時間耐久の決勝レースが行われ、デラロサの脇田選手は急坂に苦しみながらもペースを維持し最後まで攻め続けた。

 

デラロサ 脇田選手
 今日のレースでは、ポジティブな面がいくつもあった。コンペティティブなレースをしながら、7位フィニッシュで入賞圏外というのは、悔しい結果ではあるけどね。岡本選手のスタートはとてもうまく行ったし、苦しいながらもペースはなんとか維持して最初から最後まで周囲と戦うことができた。この週末は、チームとして進歩が見られたと思う。走り方を変えペースを維持しようとしたが、その時点ではもう大きく遅れすぎていて、先行チームを捉えることは難しかった。(表彰台の目標について)

 全体として進歩しつつあるので、来年はもっと速くなっているといいね。

デラロサ急坂に苦戦、入賞逃すも戦う姿勢みせる「来年に繋がる走り」

デラロサの最終戦である菅生4時間決戦は終盤激しく争いを見せたものの7位チェッカーとなった。

 

「急坂に対してギア比選択を誤った。呼吸器系も厳しく難しい戦いになった」と相談役。それでも完走し、最後まで入賞争いに絡めたことは来期に繋がる走りだっと言える。

さあ、仙台決戦だ!「デラロサがサポートしてくれる。勝てると信じて大会に臨める」岡本代表

菅生ママチャリ4時間耐久で、初の参戦を果たしたデラロサは1日、本大会(3日・スポーツランドSUGO)への意気込みを発表した。デラロサの岡本代表は「まだ勝利に満足していない」と強気の抱負を口にした。

 初めて足を踏み入れた仙台決戦の大舞台を前に、岡本の目が光った。
 
 「デラロサはまだ満足していません」
 
 デラロサは今までにもいくつかの勝利を得ている。だが岡本は言うのだ。
 
 「チェッカーは(先へ)移動しました。まだ勝っていく必要がある。デラロサがサポートしてくれているし、みんなエキサイトしている」
 
 目標は上方修正した。それでいて「何も変わらない」とも言う。
 
 「最初の福井戦から鈴鹿、モテギ、富士と、すべて最後の試合のつもりでやってきたので、今度の菅生戦も、何も変わりません。表彰台を達成しても満足したわけじゃない。菅生で勝ちたいと思っています」 「菅生決戦が決まって、今週の初めは怖いなという思いがあった。だけどゲームプランが決まって、菅生を崩す方法が分かって、怖いと感じる部分はなくなった。今はワクワクしている」
 
 さらにやる気を加速させるのが、岡本代表の戦える喜びだ。一度はキャンセルを覚悟した。しかし、岡本代表は参戦を決意した。それも「デラロサはきっと勝つ」という期待を胸に。

 遠慮も過信もない。澄み切った自信と確信を抱いて、デラロサはあす、決戦の場へと向かう。

デラロサ表彰台へ!相談役「我々が相手に何をするか楽しみ」

デラロサ相談役は3日の菅生4時間耐久のメンバー4人を発表した。市内で会見に臨んだ松永デラロサ相談役は、相手が仕掛ける戦術をあえて語らず。先発メンバーはサプライズなしの“ガチ布陣”だが、史上初の菅生参戦で表彰台を懸けた一戦に挑む。

 さいは投げられた。相談役が会見場で名前を読み上げ、全てを託される戦士4人が決まった。スタメン4人がモテギ戦と同じ強力布陣。「やることを信じてやり切り、自信を持っている」。相談役は自慢の選手たちとの共闘を誓う。

 では、どう戦うか。「1つ、明らかなことがある」。相談役は切り出した。手の内はお見通し。「フィジカルでダイレクトなアプローチで仕掛けてくる。デラロサにトゥを使わせず、登坂ディフェンスでつぶしてくる」。屈強なフィジカル勝負を挑んでくるだろう。

 相談役はあえて扇動する。「我々はしっかり準備してきた。明確でないのは、我々が相手に何をするか。それが楽しみだ」。デラロサの強みは、戦術の幅の広さだ。例えば、プランBの発動。エース級の積極投入で総力戦を挑む可能性もある。あらゆる戦術から最善の策を選択する。

 

 勝機は十分ある。チームルームにあるPC1台は少数のグループで常に埋め尽くされているという。緻密な分析が進んでいる証拠だ。藤原ストラテジー担当は「週の初め、菅生が凄く怖く見えた。でも、自分たちのプランを理解し、相手をどう崩すか考えたら凄くワクワクしてくる。怖さがなくなった」と不敵に笑った。

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戦略を語る藤原ストラテジー担当

 これも運命の巡り合わせか。デラロサの創設当初仙台名取での戦いから10年。「創設時から崩せなかった仙台。長年のライバル。創設の頃から肌で感じていた」。勝負の鬼はリベンジに燃える。選手たちは10年の成長を体現することを狙う。

 

 決戦まで、あと7日。デラロサに焦りはない。「ピークを早めに迎えないこと。あくまで日曜が試合。その日その日にやることを取り組ませ、日曜に爆発する」。前人未到の初参戦初表彰台へ――。デラロサが誇る最高の準備は今、この瞬間も進んでいる。