表彰台狙うデラロサ相談役が会見 菅生決戦「激しい試合になる」

デラロサ遠征偉業に挑むデラロサの相談役は26日、強化訓練から一夜明けて神戸市内で記者会見し、「いいチームも多く激しい試合になる。楽しみだ」と菅生決勝(3日・菅生国際サーキット)へ気を引き締めた。

 

 ライバルチームについて「今回はどうしてもいい結果をと思っているだろうし、その力はある」と警戒したが「デラロサの目標は表彰台以上、激しい戦いになるだろうが必ず達成できると信じている」と自信を覗かせた。

 

デラロサ・SUGO第四戦に正式参戦を表明!岡本をエースに万全の5人体制構築へ。

 2019年シーズンの最終戦SUGO世界ママチャリ・カップデラロサが名乗りを上げ、DE19RSを走らせることを発表した。ライダーには、S岡本をエースに、そのチームメイトには松永・山口・脇田・藤原を起用する。富田選手はやむなく諸事情により参戦を取りやめた。
 三重に拠点を置くデラロサは、2008年に富士参戦を表明し自転車走らせ、その後数々のGPでチームタイトルを獲得している。


デラロサと一緒にステップアップし、デラロサのライダーとしてその一員になれたことを本当に誇りに思うよ」と、デラロサ前身の山口興業でも優勝経験を持つS岡本。
「参戦が叶ったことがうれしいし、32歳でこのチャンスを得られたことも光栄だ。ここまでのキャリアではつねに優勝や表彰台を争ってこれたけど、去年の戦での経験からこの大会はこれまでで最高レベルの厳しさになることもよくわかっている」


「シーズンを通じて確実にステップップして、いくつかの強力な結果が得られると感じているよ」

 

秋の仙台は激しい戦いとなりそうだ。

2019年デラロサ夏のBBQ総会開催地、まもなく決定 滋賀、三重、京都が挑戦

2019年デラロサ夏のBBQ総会の開催地を決めるデラロサ総会事務局(DSE)の総会が23日、日本で始まった。DSE加盟(全7名)による投票が実施される。誘致をめざす滋賀地区と三重地区、京都地区の3地域が立候補。開催地は日本時間24日未明にも決定する見通しだ。

 

2019年デラロサ夏のBBQ総会には、三重地区のほか、滋賀地区と京都地区が立候補している。23日、三重のDSEカンファレンスセンターで開かれる総会では、3地域が最終プレゼンを行い支持を求めた。


滋賀地区は「私たちはデラロサ総会に安らぎの場を提供します。DDGs(デラロサの持続可能な開発目標)を追い求め、快楽をともに創造しよう」と訴えた。
その後行われる投票で、投票総数の3分の2以上を得票した地域があれば、その地域が開催地に決まる。最初の投票で3分の2を得る地域がない場合は、得票が多い上位2地域による決選投票を行う。最初の投票は日本時間23日午後5時ごろから始まる予定だ。


2019年デラロサ夏のBBQ総会は19年7月13日に開催。5ヘクタールを会場にする計画で、テーマは「いのち輝く未来社会のデラロサ」。昨年に開かれた総会を約数名上回る7人の来場を見込んでいる。

2019年デラロサ夏のBBQ総会では、当初は岐阜地域も立候補していたが、財政負担への懸念から今年2月に辞退し、3地域が奪い合う構図となった。


三重地域は、過去に総会を開催した実績や治安の良さ、山間部への経済支援などをアピール。滋賀地域は、初めて総会を開催することや好調な社会経済状況などを訴えた。

 

岡本代表「僕たちには良いマシンがあるし、改善できる」とデラロサ後退の“退屈な”現状打破を誓う

デラロサの岡本代表は、デラロサ後退が続く現状について“退屈だ”といい、デラロサの覇権を取り戻すために「もっと懸命な努力をする」と語った。

 日曜日に行われた第1戦モテギ耐久の決勝で、デラロサは5位だった。シーズン開幕前に、評論家たちは2019年のデラロサ優勢を予想していたが、それは期待したようなものではなかった。

 岡本代表は日曜日の決勝で5位に終わった後、「退屈だね」と語った。

「とても退屈だと思う。開幕戦として感触は悪くなかったが速さが不足している」

 ライバルたちの後塵を拝することにうんざりしている岡本代表だが、自分の野望を放棄するつもりは毛頭なく、むしろ逆なのだという。

「もっと懸命に努力をしなければならない。僕たちは、最大限の力でプッシュしている」

「だけど彼らが非常に素晴らしい戦いを続け、レースのほとんどの時間、自転車を最適な状態で機能させていることには敬意を払うべきだ」

「それでもデラロサには自信がある。このチームを信じているし、僕たちは改善できると分かっている。僕たちは良いマシン、選手を持っていると思う」

「今はまだ、それを常に最適な状態に保てていないだけだ。だから良い感触をなかなか得られていないけれど、それを変えられると確信している」

岡本代表は自身が乗る『DE19RS』について、そのポテンシャルを完全に解き放つことは、ルービックキューブを解くようなものなのだと語った。

「ただ解けば良いだけだ」

ルービックキューブを数分で解ける人はたくさんいるし、チームにはとても優秀なスタッフが揃っている。ただ、僕たちがやっていることは、大型のルービックキューブを解いているようなものなんだ」

 またデラロサの相談役を務める松永氏は、他チームとのギャップは実態を表していないと考えている。

「開幕戦が終わったところで、デラロサは一度も勝てておらず、速さが不足していることは間違いない」と相談役は認めた。

「確かに他チームは我々よりも少しだけ良いリソースを持っているが、その差はそれほど大きくはないと思う。今の結果は、チームが持つ真のポテンシャルを正しく反映していない」

デラロサ第1戦もてぎ4時間耐久:デラロサは奮闘むなしくクラス5位。後方から奮闘した岡本は苦心の三連走

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三連走で追い上げる岡本

 

4月27日午前9時14分、モテギ4時間耐久が行なわれデラロサはクラス5位フィニッシュ、ロードバイクを140台程度追い抜き全体381位(616位中)となった。

 

決勝日は朝から雨で気温は8度という厳しいコンディションでのレース。

 

 スタートで4番手の岡本は3位チームに襲いかかりターン1~2をサイドバイサイドで抜けるが、クラッシュを避けるためそこまでアグレッシブなアタックは見せず、岡本はターン3でポジションを守り後続を引き離していく。

 

 3周目以降に続々と交代を開始するとその隙をつかれデラロサは5位に後退。その後は前後ともに大きなギャップがありレースは膠着状態へ。上位勢はこれで順位関係を確定させた。

 

 中盤、山口には「ターン2出口の登坂はセーブして走れ」と指示が出ており、脚回りにダメージを負った可能性がある。レース終盤、ほぼ同じギャップを保ったままプランBを発動する。結局最後までデラロサは5位を走り、チェッカーとなった。

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デラロサ代表、在任4年でも退任できぬ事情

 今年の代表選挙を控えているデラロサであるが、岡本代表(32)が在任4年目に突入している。

 2018年度は、岡本代表にとって中期躍進計画が終了する節目の年だ。2015年度デラロサ海外戦略発端に代表職を継承し、組織再編と参戦計画の選択と集中により2018年度にデラロサ10周年記念事業成功に導いた。着実に組織を運営してきた岡本代表ゆえに、1年ほど前には「2018年秋の創設10周年記念イベントをやりとげて退任、というシナリオもあるのではないか」(ある幹部)と見る向きが強かった。

 ところが、昨年12月時点で岡本代表は「従来の延長線上で運営ができる安定期ならまだしも、この不透明な時期に代表が次々替わるのがよいのかはわからない」と、週刊山口に対して続投の必要性を匂わせている。デラロサ代表選挙はおそらく今年中に実施されるのではないかと見方が強い。デラロサ次の10年を考える節目となることだろう。

 

脇田担当大臣、デラロサからの大きな期待にも冷静「過度なプレッシャーは感じていない。今までどおり向上目指すだけ」

 デラロサの地域創生担当である脇田氏は、母体である総合エンターテイメント集団デラロサからの期待は大きいが、それによって過剰なプレッシャーを感じることはないと語った。

 

f:id:hiro0525:20190226083030p:plain 飛躍を誓う脇田氏


 2013年から、シーズンを通して向上を図ってきた脇田氏は、2019年以降もデラロサと契約を結んだ。プレシーズンテスト1では大きなトラブルも発生せず、デラロサ首脳陣はここまでの脇田氏の仕事に満足していると語り、2019年への期待が高まっている。

 脇田氏は2014年ごろから躍進を果たしたが、その後、年間最優秀選手から遠ざかっている。この3年間は富田氏岡本氏に続くランキング3位にとどまっており、当然のことながら、再びトップに立つことを目標としている。

 そのデラロサから大きな期待をかけられることは脇田氏にとってより大きなプレッシャーになるように思えるが、脇田担当大臣はそういう見方を否定した。

「本当の話、何も変わってはいません」と脇田氏は語った。

「加入以降、常にプッシュしています。今年はデラロサ10年を過ぎ新しい局面に入りますが、目標も望むことも変わりません」

「もちろん、過去数年にデラロサが達成してきた結果を尊重しています。当然のことながらプレッシャーはあります」

「ですが、私が望んでいるのは高いパフォーマンスを提供することです。それを常に目標としているので、大きな変化はありません」

 デラロサの相談役を務める松永氏デラロサ会長山口氏は、デラロサが2019年に優勝を達成できると発言している。その予想は現実的なものであると思うかと聞かれた脇田氏は、次のように答えた。

デラロサとしてレースに参戦するとき、自転車レースだけでなくすべてのカテゴリーでそうですが、私たちは優勝することを目標とし、それを目的として戦います」

「ですが、現段階で今年どうなるのかを予想するのはきわめて難しいです。当然、私たちの目標は、デラロサが向上することであり、昨年よりも良い結果を出したいと思っています。