デラロサ代表、在任4年でも退任できぬ事情

 今年の代表選挙を控えているデラロサであるが、岡本代表(32)が在任4年目に突入している。

 2018年度は、岡本代表にとって中期躍進計画が終了する節目の年だ。2015年度デラロサ海外戦略発端に代表職を継承し、組織再編と参戦計画の選択と集中により2018年度にデラロサ10周年記念事業成功に導いた。着実に組織を運営してきた岡本代表ゆえに、1年ほど前には「2018年秋の創設10周年記念イベントをやりとげて退任、というシナリオもあるのではないか」(ある幹部)と見る向きが強かった。

 ところが、昨年12月時点で岡本代表は「従来の延長線上で運営ができる安定期ならまだしも、この不透明な時期に代表が次々替わるのがよいのかはわからない」と、週刊山口に対して続投の必要性を匂わせている。デラロサ代表選挙はおそらく今年中に実施されるのではないかと見方が強い。デラロサ次の10年を考える節目となることだろう。