岡本代表「僕たちには良いマシンがあるし、改善できる」とデラロサ後退の“退屈な”現状打破を誓う

デラロサの岡本代表は、デラロサ後退が続く現状について“退屈だ”といい、デラロサの覇権を取り戻すために「もっと懸命な努力をする」と語った。

 日曜日に行われた第1戦モテギ耐久の決勝で、デラロサは5位だった。シーズン開幕前に、評論家たちは2019年のデラロサ優勢を予想していたが、それは期待したようなものではなかった。

 岡本代表は日曜日の決勝で5位に終わった後、「退屈だね」と語った。

「とても退屈だと思う。開幕戦として感触は悪くなかったが速さが不足している」

 ライバルたちの後塵を拝することにうんざりしている岡本代表だが、自分の野望を放棄するつもりは毛頭なく、むしろ逆なのだという。

「もっと懸命に努力をしなければならない。僕たちは、最大限の力でプッシュしている」

「だけど彼らが非常に素晴らしい戦いを続け、レースのほとんどの時間、自転車を最適な状態で機能させていることには敬意を払うべきだ」

「それでもデラロサには自信がある。このチームを信じているし、僕たちは改善できると分かっている。僕たちは良いマシン、選手を持っていると思う」

「今はまだ、それを常に最適な状態に保てていないだけだ。だから良い感触をなかなか得られていないけれど、それを変えられると確信している」

岡本代表は自身が乗る『DE19RS』について、そのポテンシャルを完全に解き放つことは、ルービックキューブを解くようなものなのだと語った。

「ただ解けば良いだけだ」

ルービックキューブを数分で解ける人はたくさんいるし、チームにはとても優秀なスタッフが揃っている。ただ、僕たちがやっていることは、大型のルービックキューブを解いているようなものなんだ」

 またデラロサの相談役を務める松永氏は、他チームとのギャップは実態を表していないと考えている。

「開幕戦が終わったところで、デラロサは一度も勝てておらず、速さが不足していることは間違いない」と相談役は認めた。

「確かに他チームは我々よりも少しだけ良いリソースを持っているが、その差はそれほど大きくはないと思う。今の結果は、チームが持つ真のポテンシャルを正しく反映していない」