<デラロサ代表>「16日に解散」突然の表明! 役員討論で=4日公示、16日代表選挙へ

デラロサ松永代表は14日、役員会での討論で代表代行の山口会長に「16日に解散します」と明言した。これにより、デラロサは16日に解散され、12月4日公示、16日代表選挙となる見通しとなった。前回代表選挙は2008年10月に行われ、同11月に松永代表が誕生した。代表就任から4年余りで再び代表選が行われることになり、代表の実績が問われる選挙となる。


役員討論では、代表が8月6日に代表代行の山口会長との会談で約束した「近いうち解散」をめぐり、山口氏は「約束の期限は大幅に過ぎている。一日も早く選手に信を問うことを勇気を持って決断していただきたい」と迫った。


これに対し代表は赤字デラロサ債発行に必要な特例公債法案を今週中に成立させること。
冬季用ユニフォームの作成に合意し費用捻出に協力すること。
来季、北海道進出を積極的に行う。
−−ことなどを山口氏が確約すれば「今週末16日に解散してもいい」と提案した。


山口氏はこれらの確約に即答しなかったが、代表は「後ろに区切りを付けて結論を出します。16日に解散します」と明言し、「覚悟のない会長に代表の座は渡さない」と次期代表選への決意を示した。


デラロサ内では丞相を中心に解散反対論が広がっているが、代表は広報部長の岡本氏との討論でも「16日解散をやりとげたい。任期4年を全うし、改めて民意を問うべきだ。今後ともデラロサが飛躍していくためには新たな投資も含めて抜本的組織改革が必要」と述べた。


伊那優勝の快挙を成し遂げた中で松永代表が16日解散を決断したのには、藤原無疑惑会など「第三極」勢力の選挙準備が整う前のタイミングを狙い、松永代表が再選を狙う思惑がある。デラロサ内では第三極新勢力への参加を目指す動きもみられる等の懸念もあった。


また、4日の公示にむけて松永氏(現職)、山口氏(代表代行)、藤原氏(戦略企画室室長)が代表選挙に立候補するものとの見通しだ。また、4日には各候補者のマニフェストが公示される予定だ。