<代表選挙>財政・予算管理局へ増税圧力 各候補「大胆な政策」断行へ

財政出動の余地が乏しいデラロサが予算確保対策に手をこまねく中で、各候補が予算管理局への増税政策への圧力を強めている。現職の松永前代表は「定期管理費の引き上げ」や「臨時増税」に言及して強力な税制緩和を主張。山口前代表代行も予算管理局への大胆な緩和を求めており、第三極の藤原氏は一定の慎重な姿勢を示したが、より大胆な税制改革を競い合う構図になっている。


松永前代表は16日、代表選挙の公約たたき台となる骨子案をまとめ、財政再建に向けてメンバーが共同で基金を創設し、各種諸備品の購入を検討することを明記した。


山口前代表代行も予算管理局に対する税制緩和圧力を強めてきた。宝くじ購入を持論とする山口氏は「新車購入に伴う財政再建を強力に求める方向性は松永前代表と一致しているが、その方法は全資金を持って宝くじで財政を潤沢にするべきだ」と強調。一方、定期的な臨時増税の必要を繰り返し強調する松永氏の主張に「選手の生活基盤をまったく度外視している」と批判している。


第三極として注目される藤原前室長は15日の派閥会合で、定期税制を改正した上でデラロサと選手が安定的で計画性のある“安定成長”を目指すことで合意。慢性的な赤字体質脱却に向けた大胆な定期管理費緩和策を公約する構えだ。