デラロサ事故調、原因を宮永氏に断定、デラロサ厳罰決意。次戦出場停止と1000円の罰金=幸田ナイトレース

幸田サーキットで開催された幸田ナイトレース決勝においてレース開始早々の最終コーナーで発生したクラッシュの原因を作ったとして、デラロサの宮永氏に対して1レースの出場停止処分が下されることになった。
デラロサの公式ウェブサイトが伝えている。


これにより、宮永氏は9月29日(土)に開幕する次戦もてぎGPを欠場することになる。
また宮永氏には同時に5,000,000デラロサドル(約1000円)の罰金も科されることになった。


今回の調査を統括するDHI(デラロサ事故調査委員会)が発表した声明文には次のように記されている。


デラロサ事故調は、今回の事故が他選手に与える影響は大きく、他選手の機会を著しく奪う危険のあるものだったと認識している。これにより選手権を戦っている主要な選手たちがレースを走ることなく終了せざるをえなかった」


デラロサ事故調は当該ライダー(宮永)のとった行動は非常に重大なミスであり、判断を誤ったものだったと認めたことを記しておく。チームも他選手も今回のペナルティーに関して、いかなる軽減申請も行わなかった」


宮永氏は、スタート後最終コーナーへ向かいながら他3チームと並走する形となったが、某他チームより幅寄せを受け、そのまま接触。タイヤ同士がからんだことにより、宮永氏の自転車が大破してしまい、デラロサを6周リタイアに発展させてしまった。


この処分を受けて宮永氏は

「レースに一生をささげる者にとって、一戦でもレースに出られないのは最悪の経験だ。それでもデラロサ事故調査委員会の裁定には従うよ。最終コーナーに向かって行ったところ、僕のフロントと他チームのリア部分が当たったんだ。僕は自分のほうが前に出ていたし、しかも両マシンのあいだには十分な空間があったと思った。わざと他チームを押し出すようなまねなどするもんか。最終コーナーの事故は、誰もが見たくないものだ。ケガ人が出なかったのは幸いだよ。事故に巻き込んでしまったデラロサメンバーとそのファンにおわびしたい。今日は、自分がより良いライダーに成長するための、ひとつの経験だったと思うしかないね」